レンタルサーバーとは、その文字の通り「サーバー」を「レンタル」できるサービスのことです。
しかし、レンタルサーバーとは何か、レンタルサーバーの種類、選び方まで知っている方は少ないのではないでしょうか。今回は、これらを初心者の方にも分かりやすく解説します。
- サーバーとは
- サーバーは必ず必要なの?
- レンタルサーバーとは何か
- レンタルサーバーによってできること
- レンタルサーバーの種類
- レンタルサーバー(共用サーバー)のメリット
- 代表的なレンタルサーバー会社
- 最後に
サーバーとは
レンタルサーバーについて理解する前に、そもそもサーバーとは何なのでしょうか。
簡単に言えば、サーバーとは「サイトのデータを保管・配信する場所」です。下の図を見ていただくとイメージしやすいと思います。
私達は普段、PCやスマホからインターネットを閲覧しています。さらに、サイト(ブログ)を作成するときも、自分たちのPCやスマホから作成し、記事を更新していきます。
一見すると私達のPCやスマホのみで情報がやり取りされているように見えますが、その間にはサーバーという情報の保管庫が存在します。
よって、読者がサイト(ブログ)にアクセスする際には、サーバーに「○○サイトの情報が欲しい」と問い合わせ、サーバーから○○サイトの情報を得ているのです。このように、サーバーは私達が求める情報を提供してくれます。
サーバーは必ず必要なの?
結論、サーバーは必要です。どれだけ小規模でブログを運営しようと思っても、サーバーがないと機能してくれません。例えば、私達の身近にあるTwitterやInstagramもサーバー上で情報がやり取りされています。
よって、小規模のブログから大企業のサイトを作成する時まで、サーバーが必要です。
レンタルサーバーとは何か
ここまでで、サーバーについて少しは理解して頂けたと思います。では本題ですが、レンタルサーバーとは何なのでしょうか。
ここまでの説明で想像が付いた方も多いかもしれませんが、レンタルサーバーとは、サーバーを貸し出す会社がサーバーを設置し、それをユーザーに貸し出すことです。
レンタルサーバー会社が設置したサーバーはその会社によって日々管理・メンテナンスされています。そのため、私達ユーザーが手間をかけて管理する必要がありません。
ユーザーはお金を払ってサーバーを借りると、データをアップロード出来るようになります。
ちなみに...自社サーバーも選択肢としてはある
サーバーはレンタルサーバー会社からレンタルする以外に、自分で用意する方法があります。自分で用意したサーバーを自社サーバーといいます。
ただし、サーバーの購入には高額な費用がかかり、購入後は管理も行う必要があります。そのため、知識を持った人々が会社にいる企業などでない限り、レンタルサーバーを利用することになるでしょう。
レンタルサーバーによってできること
レンタルサーバーでのホームページ(ブログ)開設
サーバーをレンタルすると、自分のホームページを開設できます。ホームページ開設は、企業から個人の方まで一番利用が多い方法かと思います。アフィリエイトを始める個人の方が契約するケースも多いです。
メールアドレスの運用
レンタルサーバーとセットで必要になるのが、独自ドメインです。独自ドメインを取得すると、独自のメールアドレスを作ることができるようになります。
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フリーのメールアドレス(Gmailなど)は簡単に取得できるのがメリットですが、一方で悪用の危険性も高まります。特に企業の場合はリスク軽減のために独自ドメインのメールアドレスを作成することがあります。
個人で運営するブログの問い合わせ用メールアドレスにしても良いでしょう。
レンタルサーバーの種類
レンタルサーバーには種類があります。今回は4種類を、どのようなサーバーなのか、特徴も合わせて紹介します。
共用サーバー
まず、共用サーバーです。共用サーバーとは、複数人が1台のサーバーを借りることです。安価なので、個人でサイトを始める際にも最適なサービスです。一般的にレンタルサーバー=共用サーバーなので、ここだけは覚えておきましょう。
- デメリット:共用なので一定の制限がある。アクセス負荷の影響を受ける。
- メリット:安価。設定や運用が必要なく、初心者でも安心。
専用サーバー
専用サーバーその名の通り、自分1人専用のサーバーです。
共用サーバーとは異なり専用のサーバーなので、設定・運用は自分で行う必要があります。一方、他に利用者がいないため、カスタマイズの自由度は高くなります。
- デメリット:費用が高い。知識が必要。
- メリット:カスタマイズの自由度が高い。性能(スペック)が良い。
VPS:仮想専用サーバー
VPSとは、1台のサーバーに複数人分の仮想の専用サーバーが存在するイメージです。技術により1台のサーバーの中にあたかも仕切りがあるかのような空間を作っているのです。共用サーバーがシェアハウス、専用サーバーが一軒家と例えると、VPSはマンションのような存在です。
- デメリット:設定・運用は自分で行う必要があるため、知識が必要。
- メリット:専用サーバーより安価。カスタマイズの自由度が高い。
クラウドサーバー
クラウドサーバーとは、簡単に言うとVPSの少し進歩したバージョンです。サーバーの容量やCPUは自由です。1台のサーバーの中にサイズの異なる専用サーバーが存在するイメージです。そのため、支払いは定額ではなく、使った分だけ請求されます。
- デメリット:費用が高い。知識が必要。
- メリット:カスタマイズの自由度がより高い。
結局、個人でブログを始めるときはどの種類を使用するのか
大きく分けると、以下の2つだと思います。
- 個人でサイト(ブログ)運用▶共用サーバー
- 企業など(サーバー運用が可能)▶専用サーバー・VPS・クラウドサーバー
特に、個人のブログ運用には共用サーバーを選んでおけば間違いないでしょう。
サーバーをレンタルする際には、レンタル料金・スペック・サポート体制など、種類毎の特徴を捉えてより最適なサーバーを選択しましょう。
レンタルサーバー(共用サーバー)のメリット
レンタルサーバー、特に個人ブログに用いられる共用サーバーを利用するメリットを4つ紹介します。レンタルサーバー会社毎に少し機能が異なる場合があるので、一般的なメリットをまとめました。
申し込み後、最短数分で使えるようになる
共用サーバーの場合は、スムーズにいけば数分で使えるようになります。後でドメイン設定やWordpressの準備は必要ですが、使い始めるまでに時間がかからないのが良いところです。
サーバーのメンテナンスが不要
レンタルサーバーの場合、サーバーを提供している会社が管理を行ってくれるので、手間をかけずにサイト運営を行うことができます。特別な知識も必要ないので、初心者の方でも手軽に利用できます。
サポートが充実している
近年は個人での利用が増えてきていることもあってか、レンタルサーバー会社はサポートが充実していると感じます。不明点があればチャットやメールなどで24時間気軽に問い合わせができたりします。
SSLが無料で利用できる
このレンタルサーバー会社の中には、このSSLが無料で利用できるところも多いです。セキュリティを考えるとSSL化は外せないため、レンタルサーバー会社選びの際にはチェックしてみてください。
代表的なレンタルサーバー会社
最後に、代表的なレンタルサーバー会社を紹介します。サーバーをレンタルする際にはこの7つが候補に挙がることが多いと思います。
エックスサーバー
- 運営サイト200万以上と実績良
- 性能が良い
- 初心者にもおすすめ
ロリポップ
- 低コスト
- エックスサーバーと比較すると性能はやや劣る
- 容量は320GBと大きい
ConoHa WING
- 低コスト
- 口コミが良い
- 機能面も充実している
さくらのレンタルサーバー
- 低コスト
- 25年以上の実績
- 初心者にもおすすめ
スターサーバー
- かなり低コスト
- ページの表示速度が早い
- 基本機能が揃っている
Mixhost
- 高性能・機能が充実
- 個人~大企業向けのプランがある
- 初心者にもおすすめ
最後に
レンタルサーバーがどのようなものか、なんとなく理解出来たでしょうか。
用語について理解を深めると、サイト開設をスムーズに進めることができます。
みなさまの参考になれば幸いです^^
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